インターネット環境において、文化資源のコレクションをバーチャル空間に作り上げる営みについて、多くの事例から縦横無尽に論じる。日々変わりゆく社会のなかで、資料の公開や、その方法論をどう考えていけばよいか。ガイドとして、入門として、必読の書。2015(インターネット上でほとんど利用することができなかった本文と索引の公開―『笠間索引叢刊』の一部が国文学研究資料館で公開に;日本文化研究で小規模デジタル・アーカイブズをどう使うか―TRC‐ADEACのアーカイブ追加から考える ほか)2016(コレクション共有から拡がる展覧会、展覧会から拡がるコレクション共有―アムステルダム国立美術館でBreitner:Meisje in kimono展が開催;日本の古文献手書き文字をアプリで学ぶ―「変体仮名あぷり」「くずし字学習支援アプリKuLA(クーラ)」「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」 ほか)2017(ボランティアとのコラボレーションの方法―「みんなで翻刻」リリースに寄せて;Data on the Web Best Practicesを読む―W3Cが公開したWebでのデータの出し方・使い方 ほか)2018(国立国会図書館オンラインが公開―地味な変化だが、使い勝手の向上が随所に施されている;Digital Humanities Awardsがやってきた―2017年の出場作品に学ぶ ほか)私たちが残すものは、私たちそのものだ。インターネット環境において、文化資源のコレクションをバーチャル空間に作り上げる営みについて、多くの事例から縦横無尽に論じる書。日々変わりゆく社会のなかで、資料の公開やその方法論をどう考えて、理路を立てていけば良いか。文化を残すとはどういうことなのかという根源的な事柄か
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