センチメンタリズムとモダニズム、耽美と猟奇…、「網走番外地」シリーズや異常性愛路線…。奇想あふれる石井映画の世界を、萩原朔太郎賞受賞詩人・福間健二によるインタビューと詳細フィルモグラフィーで集成。『リングの王者 栄光の世界』から『ゲンセンカン主人』までの全作品インタビュー、『ゼンセンカン主人』から『盲獣vs一寸法師』までの論考、全作品新版フィルモグラフィー。映画界に入らなければどうしようもなかった撮影助手をやって、それから監督志望に最初に助監督としてついたのは渡辺組清水組、成瀬組、そして田中絹代監督にも佐川さんがボクシング映画をもってきた―『リングの王者 栄光の世界』三ツ矢歌子を撮りたいと思った―「スーパージャイアンツ」シリーズ『肉体女優殺し 五人の犯罪者』『天城心中 天国に結ぶ恋』三原葉子をスターに、大蔵貢にはわからない題材で―『女体桟橋』『白線秘密地帯』わからないところへ行っちゃうのが好きだ―『女王蜂の怒り』『戦場のなでしこ』『猛吹雪の死闘』『日本ロマンス旅行』『黒線地帯』吉田輝雄、新東宝美術部、アラカンさん―『女体渦巻島』『黄線地帯』『女王蜂と大学の竜』『セクシー地帯』『恋愛ズバリ講座』やるだけやっちゃえと思った―『花と嵐とギャング』〔ほか〕
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