個人は、生・労・老・死を通じて、日常生活上の様々なリスクや、長命のリスクに対処するため、自助努力はもとより、様々な社会的仕組みを利用し、それに必要な費用を租税や社会保険料で負担している。しかし、自助努力には限界があり、個人がライフ・サイクルを通じて、社会保障制度や福祉サービスに依存しながら、社会的リスクに対応しなければならない機会が増えている。本書は、個人が生涯を通じて出会う社会保障制度や福祉サービスを、単なる制度論ではなく多角的に議論している。第1章 個人のライフ・サイクルと投資・選択行動第2章 ライフ・サイクルと社会保障の現状と課題第3章 胎児から就学終了まで第4章 若年勤労時代の仕事と社会保障・福祉第5章 中・高年勤労時代(税と雇用)第6章 相互扶助機能の変容と社会保障機能の多様化第7章 ライフ・サイクルと福祉サービス第8章 高齢・退職時代と人生の黄昏・終焉
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