不妊治療中に偶然耳にした、隣の席の会話。"女の子の色"とされているピンクへの想い。前時代的な結婚式の作法に覚える違和感。ホモソ全開のお笑い番組で出会ったコント。アート無罪への疑問と矛盾。めそめそ泣いていたわけではない流産体験etc.。世間の用意した言葉からはみ出す感情を余さず綴った名エッセイ。やさしさまでの距離いつかいなくなる人パパのことおれはジャイアン不妊治療するつもりじゃなかった沼の底で待っている家族という名のプレッシャー母からの電話には出ない「この人の子どもを産みたいと思った」これで卒業She's a mannerf*cker名古屋の嫁入り いま・むかし・なう不謹慎なんて言わないで妊婦はそんなことを言っちゃいけません流産あるあるすごく言いたいばらを見にいくコレガ、サビシサきみは月スパゲッティ・ポモドーロ・アルデンテダイエット・ア・ラ・モードリトルブラックドレスはもういらないお金なんかと君は言うけれど失われた夏を求めて夢にみるほど子ども、お断り持続可能な友情ひとくちにピンクと申しましてもどこまでいっても夫婦は他人特別になりたかった私たちへ祖母の名前〓〓〓 〓〓長いおしゃべりの果てに―あとがきにかえて女性の身体にまつわるタブーよ、くたばれ! 私たちはもっと自由になれる。だれかの物差しはもういらない。不妊治療も、流産も、ほとばしる推しへの愛も。今こそ、軽やかに臆さずに気の向くまま語ろう。私たちは「自分の言葉」を持っている。最高で最強のみんなたちへ贈る、本音炸裂のご機嫌エッセイ。第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞「流産あるあるすごく言いたい」収録。
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