ホーン・ロックとは、伝統的にブラッド、スウェット&ティアーズ(彼らの『Roller Coaster』を本作に収録)やシカゴなど、ビッグ・バンド・アレンジのロックのジャズ・スタイルを指している。それは、ここに収録されたアル・クーパーによるヘイズ&ポーター作の「Toe Hold」や、デ・ラ・ソウルがサンプリングしたザ・サンズの「Boomp, Boomp, Chomp」、チェイスのフランティックな「Run Back To Mama」などで明らかだ。R & Bバンドに影響を受けた連中もいた。それは、デレイニー&ボニーの「It's Been A Long Time Coming」やコールド・ブラッド、タワー・オブ・パワーといったバンドにもっとも明白に顕れている。ポール・バターフィールド・ブルース・バンドとその卒業生のマイク・ブルームフィールドが在籍したエレクトリック・フラッグは、エレクトリック・ギターのパイオニアとしてスタートした後、ホーンを取り入れた。本作は、自覚的により重く、よりヒップな、見過ごされがちなサウンドと時代に焦点を当てたもの。完全フロア対応のダンサブルなブラス・ロック・ナンバーとファンキー・ギター・グルーヴを集めたコンピレーションが登場! (C)RS
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