苦しみの中でその名を称えれば、即時に現れ、病やすべての厄災から救ってくれる…。インド、中国、日本で、圧倒的な救世主として古来愛され続けてきた"観音さま"。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。人はなぜ観音を信じるのか。日本文化に与えた影響は―。歴史的背景や『法華経』などの経典、観音像を検証しながら、「観音信仰」の真髄に迫る!第1章 観音とは何だろう第2章 観音の誕生第3章 『観音経』の教え第4章 観音信仰の歩み第5章 アジア民衆の中に生きる観音第6章 観音、海へ第7章 観音と日本人その相(すがた)は、仏から菩薩まで三十三変化。苦しみの中で名を唱えれば、即時に現れ、深い智慧で病やすべての辛苦から救ってくれる……。古来、インド、中国、東南アジア、日本で救世主として愛され続けてきた<観音さま>。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。中国文化や日本文化に果たした役割は? 歴史的背景や、様々な観音像を検証し、法華教の経典をひもときながら、「観音信仰」の真髄を探る。その相(すがた)は、仏から菩薩まで三十三変化。苦しみの中で名前を唱えて念じれば、即時に現れ、深い智慧をもって病やすべての厄害から救ってくれる……。古来、インド、中国、東南アジア、日本で救世主として愛され続けてきた<観音さま>。そもそも観音は、いつ、どこで生まれたのか。その御利益は。そして、中国や日本文化に果たした役割はーー。歴史的背景や、様々な観音像を検証、法華教の経典をひもときながら、「観音信仰」の真髄を探る。『観音のきた道』(1997年刊 講談社現代新書)を改題、文庫化。はじめに第一章 観音とは何だろう慈悲とは何か/観音の相(すがた)/「絶対無」の立場/応現のすばやさ/西田幾多郎の宗教論/観音とは自分自身である第二章 観
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