地球温暖化によってイネの登熟期が高温・寡照となり、白未熟粒の増加や充実不足によるコメの検査等級の低下が大きな問題となっている。今回は水田での水管理やイネの植え方、移植時期、施肥の工夫などによって高温障害を防ぐ特集。特集 白未熟粒(シラタ)を減らす(水管理;施肥;育種)もっと上手に使いたい堆肥と稲わら失敗しない水稲種もみの温湯消毒地域の多様な水田環境を守る転作ダイズの湿害回避と品質向上コムギ品種ミナミノカオリの施肥面積がこなせる省力システムアジア・アフリカの稲作"地球温暖化によってイネの登熟期が高温・寡照となり、コメの白未熟粒の増加や充実不足による検査等級の低下が大きな問題となっている。今回は無効茎を減らす深植弱深水栽培、窒素を切らさない長期湛水栽培、2回穂肥、地力窒素を考慮した施肥、合理的な選抜育種の方法などで高温障害を防ぐ特集。そのほか、もっと上手に使いたい堆肥と稲わら、失敗しない水稲種もみの温湯消毒、地域の多様な水田環境を守る、転作ダイズの湿害回避と品質向上、コムギ品種ミナミノカオリの施肥、面積がこなせる省力システム、アジア・アフリカの稲作で収録。【目次】カラー口絵本書の読みどころ ――まえがきに代えて特集 高温障害に負けない稲作 深植弱深水栽培による白未熟粒の抑制 長期湛水による生育改善,背白粒・基白粒の発生抑制 移植時期・穂肥施用法による高温障害対策と高温耐性品種(元気つくし)の栽培 高温条件下でコメの外観品質と食味を両立する窒素施肥法 高温障害に強い品種育成に向けた選抜手法もっと上手に使いたい 堆肥と稲わら 有機物連用田での窒素供給の特徴とイネの生育 秋耕起と入水直前の有機施肥浅耕による水田雑草害の抑制 水稲葉枯症の実態と発生メカニズム失敗しない 水稲種もみの温湯消毒 水
Honya Club.com