第1章 ありのままの「子どもらしさ」とは(子育てに大事なのは、やわらか頭の「右脳」;まずは自然な子どもらしさをしっかり育もう)第2章 「子どもらしさ」の芽を育む5つの知恵(「かまいすぎず」待つ;「ありのまま」を受け入れる;「苦痛」は取り除く ほか)第3章 ありのままを受け入れ、個性として伸ばした偉人たちの4通りの自分の生かし方(司会者・黒柳徹子さん;役者・樹木希林さん;脚本家・向田邦子さん ほか)★樹木希林さん、黒柳徹子さん、向田邦子さんに学ぶ★「我慢できない」「しゃべらない」「友達ができない」……でも大丈夫!★みんな違って、それでいい この本は、精神科医で産婦人科医の私が、子育てでお母さんたちからお話を伺う際に、よく受ける21の相談や質問への答えを、偉人たちの成長を事例として紹介しながら、解説しています。 第1章では、「子育ての基本」を確認したえうで、樹木希林さんと黒柳徹子さんが、幼少期に直面した困難に対して、「偉人のご両親が取った解決法」をご紹介します。第2章では、12人の偉人の成長を導いた「親たちの行動の共通点」を中心に、「個性を伸ばすために大切な5つの知恵」を、〇?形式で対比しながら、イラストで解説します。 第3章では、そうした偉人の親たちの事例を端緒に、「偉人たちは、どう自分の個性を生かしたか」を、少し詳しくひもといています。子どもは、ありのままを尊重するのに、越したことはありません。しかし、なんでも許されるわけではなく、普遍的な社会倫理に反することや、人を傷つけることは、決して許されません。実際の子育てにおいて、その見極めは大切であるとともに、ときとして難しいものです。本書は、そのように子育てで迷ったときに、きっと役に立つ1冊になるでしょう。
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